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いろんな企画系の仕事をしている30歳の男(ニーヨンロク)が、買ってよかったものとかうにゃうにゃ書きます

【オワソン】Steve Reichベスト3!(現代音楽編)

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「人生が終わるまでに絶対聞きたい曲(ソング)」、略してオワソン。

今回はミニマル・ミュージックの巨匠、"Steve Reich"のベスト3(偏見たっぷり)を紹介します!

 

第3位 electric counterpoint

 

この曲には2つのバージョンが存在する。

ひとつはフュージョンの神様、パット・メセニーが演奏したもの。

ひとつはRADIO HEADのギタリスト、ジョニー・グリーンウッドが演奏したもの。

第3位は後者の、ジョニーが演奏したものだ。

 

ライヒ自身、メセニーに書いたこの曲を大変気に入っていたが、

それとは別軸でジョニーとの出会いがこの曲に新たな生命を吹き込んだ。

編曲をして全く別の曲にしてなどいない、むしろ原曲のままにジョニーは演奏をしている。

にも関わらず、この現代的な音の響きはなんだろう。

それはきっと、メセニーがフュージョンであるように、ジョニーがポストロックバンドの出自であることが影響しているはずだ。

とにかく一度、聴いてみてほしい。

 

 

第2位 DANCE PATTERNS 

ワールドトレードセンターテロ犠牲者へ捧げられた表題曲"WTC 9/11"も素晴らしいのだが、

敢えて僕は最終曲として収録された本曲をお勧めしたい。

ライヒはそれまでひたすらミニマル・ミュージックを作り続けて、テクノやハウスなどのアーティストに多大な影響を与えてきた。

それがこの曲にいたってはそれら電子音系アーティストへの影響を色濃く感じさせる、具体的に言えば、非常にリズムが立っているのだ。

この曲は70歳くらいで書かれた曲だが、それほどの高齢でもなお新しい刺激を吸収して、表現に落とす姿勢には驚きを禁じ得ない。

 

 

 

第1位 Music for a Large Ensemble

この曲がきっかけで僕はライヒ愛好家への扉を開いた。

まず、のっけのフルートが奏でる旋律。

そこから木琴が裏拍のように入ってくるまでの僅か20秒足らずで昇天しそうになる。