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いろんな企画系の仕事をしている30歳の男(ニーヨンロク)が、買ってよかったものとかうにゃうにゃ書きます

こどもの頃に刷り込まれたアレは、大人になると嘘だとわかる。

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ども、世の中の半分くらいの大人は今日が仕事納めですかね。流石にそんな日ですから、カフェが混むわけもなく、貸切状態でパソコンをバンバン叩いているニーヨンロクです。

 

仕事納めを無事におさめたら、旅行や帰省、飲み会にみなさん明け暮れる日々が始まりますね。この年末という期間は、一年で最もイベントが詰め込まれています。クリスマスにはじまって、大晦日、正月とこれがたったの1週間くらいの間に立て続けにやってくるんです。イベントと言えば、そう、写真ですよね。写真を記録するのはカメラ、そのカメラへの熱が僕の中で異常に上がっています。PhotoshopとIllustratorを同時に立ち上げたPCくらいうんうん唸っているわけです。

 

カメラの話をする前に、タイトルの話題に触れましょう。
こどもというのは自分ではまだ何もできませんし、頭の中には僅かな情報しか入っていませんから、親の言葉やテレビから流れてくる音をスポンジのように吸収します。股間をいじいじしていると「汚いから触っちゃダメ」とか食事が終わって横になると「食べてすぐ寝ると牛になる」とか、まぁ20年以上も前に言われたことを今でもちゃんと覚えているくらい、脳に刻み込まれているわけですよ。多くのことはたぶん正しいんですけど、「これだけはウソじゃね?」と引っかかっていることがあるんです。それは「後出し」と呼ばれる概念。


小さい頃って、毎日十回くらいジャンケンしてた気がしますけど、どうしてあんなに勝負したかったんですかね?大人になってジャンケンする機会なんて、奥さんの実家へ行って花札の順番決める時くらいですよ。さて、このジャンケンで「後出し」が出てくるのですが、後出しをすると(実際してないが、疑いをかけられても)無条件で負け。さらにただ負けたときにはなかった「ずるい」だの「汚い」だのレッテルも貼られます。コンマ何秒出すのが遅れただけなのにですよ?問題があるとするならそれは僕の性格ではなくて、腕を振りだす筋肉だと思う。なんてことをブツブツ言っても勝負はついているので意味がありません。


この後出しと親戚関係の「武士に二言はない」という諺があります。面目や体面を重んじる武士ですから、一度言った言葉は絶対に取り消さないし、他の意見に鞍替えしたりもしないことからできた言葉です。この二つの言葉は小学生や中学生の時分にまぁかなりの回数聞いたので、恐らく、死ぬまで忘れることはないでしょう。でも、でもですよ。この言葉って本当に正しいんですかね?

 

大人になると、というかビジネスでは後出しジャンケン的事例などいくらでもあります。スマートフォンのコミュニケーションアプリは、今でこそLINEが単独一位でもはやインフラ化していますが、数年前までは様々なアプリが登場してはしのぎを削っていました。後発アプリは言ってしまえば、後出しジャンケンをしているわけです。だって市場に以前からあったサービスを模倣してつくるわけですからね。


その他にも、ニュースでしょっちゅうやっている「企業の業績上方(下方)修正」とかもそうですね。「今年は1兆円売上いくわw うはっwww」と言っておいて、「やっぱウソ、7000億止まりだった(棒」なんていうのはザラですよね。

 

ビジネスでは別に、そのビジネスに違法性やモラルの欠如がなければなんの問題もありません。また、後出しジャンケンも「同条件で行わないと勝負にならない」からダメ、というのも本当は理解できるんです。では、どうして「ウソじゃね?」と書いたのか。ここでようやくカメラの話が出てくるわけです。

デジタルカメラは文字通り、被写体をデータとして記録する装置です。データですから、フィルムカメラよりも格段にレタッチなどの調整がしやすい。

 

この二枚はレタッチ前と後の写真です。かけた時間は20秒ほど。そんな少しの時間でもクオリティを撮影後に上げることはできるんですね。

 

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僕はデジタルカメラにおける写真とは「撮影半分、レタッチ半分」だと思っています。撮って終わりではなく、モニタや紙などの媒体に出力したときはじめて「完成」という考えです。しかしこの考えはカメラ好きからはあまり好かれません。中年以上のカメラ好きはフィルムカメラから入って、デジタルカメラを使っていることが多い。フィルムはカメラ屋へ現像に出して終了、デジタルカメラになっても基本は撮って出しで終了です。その行動の原理として作用しているのが「後出し」への嫌悪感な気がしています。だからカメラボディやレンズの記事はネットに腐るほどあるのに、レタッチについての記事はあまりない。(あってもそれは、カメラ界隈で語られているものではなく、デザイン界隈で語られているものです)
せっかくそこまでカメラを愛しているのなら、撮ったあともしっかり手をかけたほうが、もっとカメラを楽しめると思うんだけどなぁ。

 

かなり入り組んだ構造で書いてしまいましたが、つまり「僕はd800で引き続きがんばる。その代わり、mac book pro 2016買う」ってことです。はよ、出てくれないかなー。

 

 

Nikonはウィンターセールやってるみたいです。

 

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それではほばばーい!